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株式会社ジパングフードリレーションズ

マーケティングの基盤を固められた。 だからこそ、オーナーとしてマネジメント業に注力できる今がある。

ジパングカリーカフェ代表 安藤 様 x OGS上席コンサルタント 深石

大阪の中心地・梅田近辺に店舗を構える「ジパングカリーカフェ」。
2年前に実施されたOGSのマネジメント・マーケティング講座を受講して、店舗がどのように変化したのか。
また代表の安藤氏自身がOGSの講座を通じて感じた「気づき」とは一体何だったのか。
飲食店経営者として、OGSの講座に対する本音を赤裸々に語っていただきました。

まずは、OGS受講前に抱えておられた悩みや課題点についてお聞かせください。

安藤様:
当店は、2017年の8月にオープンし、今年の8月で3年を迎えます。 オープンして最初の半年くらいは、幸運にもテレビ取材などが数件入り、売り上げが右肩上がりでした。でもそのムーブメントは一時的なもので、翌年に起きた大阪北部地震や台風被害などの天災もあり、気づけば翌年の夏には過去最低の売り上げになってしまっていたんです。


最初の売り上げアップは、自分の力ではなくテレビというメディアのおかげだったんですよね。過去最低売り上げを出してしまったタイミングで、僕自身の経営能力が足りないことを痛感し、頭を悩ませていました。
そこで何か行動しなきゃと思われたんですか?

安藤様:
そうですね、このままではいけないと思い始めました。そのタイミングでFacebookを開いていたら、エックスラボが主催のセミナー告知の広告を見つけたんです。柔道金メダリストの野村さんや頭痛治療の整体院さんが登壇されるセミナーで、このセミナーへの参加が、OGS受講へのきっかけになりました。

ちなみに、当時はOGS以外の他社と比較検討はされていましたか?

安藤様:
いいえ、僕の場合はしていなかったです。本当にたまたまセミナー告知の広告を見たのが最初で、そのままOGSの受講につながりました。ただ、他社と検討はしていなかったですが、自己流でさまざまな本を読んで集客について勉強しようとは必死でした。


当時は「メディアを使った集客」についての本を参考にしていたんですが、それこそがマーケティングなのかなと勝手に思い込んでいた部分も多少なりともあります。ですので、本を読んでいるだけでは、マーケティングやマネジメントの定義を自分の中で定められていませんでした。定義が曖昧だと、従業員にも的確な指示を出せないというのも問題点だったと思います。

安藤氏写真:ちなみに、当時はOGS以外の他社と比較検討はされていましたか?への返答

そこからOGSの受講が始まったかと思いますが、受講時の率直な感想を教えてください。

安藤様:
正直、OGSの4週間の講座って、4年間分くらいの知識の吸収に匹敵するんじゃないかなと思っています。
いわゆるインプット形式の座学ももちろんあるんですが、ワークを挟みながら講座を進めてくださるので、学びを吸収しやすかったです。
また、深石さんが講座内容以外で「余談ですが…」と言って話をされる内容も印象的でした。知識の部分は講座の中で、深石さん自身の経験談は余談の時間で共有していただいたので、それも大変参考になり、全部メモしていました。笑

深石:
そうだったんですね!恐れ多いです。笑

ちなみに、深石さんから見た安藤さんの印象についてはどうでしたか?

深石:
安藤さんは、当時からアイデアをどんどん出せる方だったんです。講座内容のキャッチアップも早かったですし、何よりもその学びに対するアウトプットのスピードと実践力に長けてらっしゃる方だなという印象でした。

安藤様:
元々サラリーマンをやっていた時に、アイデアを出して自分で仕事を作ったりしていたので、アイデアを出すこと自体は元々得意だったのかもしれないです。アウトプットに関しては意識しました。いつも講座が終わったらすぐに店舗に戻って、その日の学びをスタッフたちに共有するようにしていました。ワークもみんなでやってみましたし、とにかくどんどん行動していたので、自分自身でも成長の実感がありました。

講座を受講する中で、一番印象に残っている講座内容はありますか?

安藤様:
やっぱり「ペルソナ設定」ですかね。これのおかげで全てが変わったので。
ペルソナを設定することで、ターゲットがより明確になりました。ターゲット層がどんなアクションを経て来店するのか。そしてリピートしてもらうためにはどのような施策が必要になるのかなどを具体的に考えることができました。

深石:
ペルソナ設定をする際にも、ものすごく細かく内容を練って実践してくださっていましたよね。

安藤様:
そうですね。当店では大体23〜28歳くらいの女性をメインターゲットとしているのですが、基本的な情報を設定するだけでなく、一人の女性の1週間の過ごし方を、細かな時間軸をつくって把握してみるなどの工夫もしていました。
例えば、木曜日は22時からテレビを見て…だとか、朝は7時に目覚ましを鳴らすけれど、つい二度寝してしまう…だとか。そういった細部まで分析をしてペルソナ設定をすることで、マーケティングが上手く稼働しました。

実践をして、何か具体的な成果は得られましたか?

安藤様:
ペルソナを明確にし、セグメントをかけた上でInstagram広告を出したところ、とんでもない数のインプレッションが来たりもしました。また、驚くべきことに、OGS受講後10月の売り上げは、前年比平均231%増、利益推移では、2019年度で初年度の368%増を記録しました!本当にペルソナ設定って大事だなと、改めて痛感しましたね。

マーケティングを上手く実践されている一方で、マネジメントの実践に関してはいかがでしたか?

安藤様:
正直、当時は僕含め4人しか在籍していなかったので、マネジメントに関してはなんとなく。という状態でした。
とりあえず当店に今すぐ必要なのはマーケティングだと感じたので、マーケティングでどんどんPDCAを回していって、軌道に乗ってからようやくマネジメントに注力し始めました。

深石:
確か、1年前に僕が安藤さんとお話した際には、マーケティングメインで受講したけれど、1番の学びはマネジメントだった!といったことをおっしゃっていましたよね?

安藤様:
そうですね。ちょうどその時期は、僕自身が店長業務を手放して、オーナーの立場として店長業務をスタッフに任せていく時期だったんです。おそらく、飲食業をやっている人にとって一番難しいことが、キッチンを任せ、そして店長業務から自分が一歩引くことだと思うんです。でも、それをしないと自分がオーナーとして次のフェーズに進めない。だから、マネジメントに注力すべきだと思い、実践していきました。


マネジメントの部分をOGSの講座で学べていたからこそ、いざマネジメントするとなった際も、どしっと構えて店長業務をスタッフに任せることができましたし、各スタッフの役割の明確化にもつながりました。

深石:
OGSのマネジメント講座でお伝えした原理原則がしっかりと安藤さんの中にインストールされていると思うので、「マネジメントはこうしていけばいいんだ」という軸がしっかりあるのが伝わってきますし、だからこそ、マネジメントに関しては、もうブレずに実行していける感覚が生まれていそうですね。

安藤様:
その感覚はめちゃくちゃありますね。事業成長に向けた取り組みについては、他のスタッフに店長業務を任せることができたからこそ取り組めたと思いますし、オーナーとしての時間を作ることができたのは、マネジメントが上手くできていたからこその結果だと感じています。

実際、ものすごいスピードで事業展開されていると思いますが、OGSのマーケティングやマネジメントを取り入れた際の、当時のスタッフさんの反応はいかがでしたか?

安藤様:
正直、最初はこのスピード感についていけない、何を言っているのかが分からないと言った声はありましたね。今もですが、スタッフはみんな僕に追いつこうとしてくれるんです。でも僕の成長スピードも上がっているので、追いつけないという状況でした。

そのとき、スタッフさんの不安や悩みに対してはどのように向き合って解決されたのでしょうか?

安藤様:
僕自身はオーナーであって、スタッフにはこの店の店長になって欲しいということ。それに関する業務を任せたいということを明確に伝えました。


僕に追いつくだけでは、フランチャイズオーナーのような立場になってしまうので。あくまでも「あなたの役割は、店長として成長すること」だということを伝え、成長の方向性を間違えて認識させないように意識しました。

OGS講座を受講されて約2年近く経ちますが、現在抱えられている不安や悩みなどはありますか?

安藤様:
今のところは解決できています。受講後も深石さんと2ヶ月に1回お話しする機会をいただいているので、その時に深石さんが感じる気付きの部分を共有できています。
ですので、深石さんと話したあとに、気づいたことをメモしたりして、どんどん知識は増やしている状態です。

もしも、OGSを受講していなかったら、今はどうなっていると思いますか?

安藤様:
店舗は潰れているでしょ!笑
というのは言い過ぎだとしても、オーナーとしての成功ではなく、いわゆる飲食店の店長としての成功にしがみついていたとは思いますね。
結局、マネジメントシステムを入れて変わったことは、僕が現場にいなくてもお店が回るということ。

だからこそまた新しいマーケティングを実践できる時間が作れますし、マーケティングとマネジメントがいいバランスで稼働してくれている状態になっているのは、OGSの講座を受講できたからだと思っています。

最後に、どういった方にOGSの受講をおすすめできますか?

安藤様:
僕自身が飲食店のオーナーなので、まずは飲食店の店主さんには受講いただきたいです。店長として複数名のバイトを雇用している方は、バイトに対する悩みが圧倒的になくなりますよと伝えたいです。
あと、僕のようにいつかは自分が現場を離れて新しい業務に取り組んでいきたいという人にもおすすめしたいです。


飲食店以外の視点で考えると、いわゆる「職人」の人には受講して欲しいですね。
職人タイプの方は、とても良い商品やサービスを生み出すことができるのに、それをどうやって売ればいいのか分からない人が多いんです。職人気質の人たちが、売り方を学んだり、スタッフの育て方を学ぶことで、より事業発展が見込めると思いますので、絶対におすすめです。
それをOGSの短期で内容の濃い講座を通して学んで、スタッフにどんどん継承してもらえれば、きっと事業発展につながるはずだと思います!

本日はありがとうございました。

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法人名・店舗名
株式会社ジパングフードリレーションズ
所在地
〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西3丁目3−4
代表者
安藤 育敏
事業内容
飲食業
公式サイト
https://zipangucurrycafe.owst.jp/

編集後記

OGSのプログラムを立ち上げた初期のクライアント様。会社をなんとしても事業成長させる!といった、安藤様の思いと実践力が、今のジパングカリーカフェ様を作り上げているのだと実感しました。
OGSのマーケティング講座、マネジメント講座のノウハウを元に、現在では、社員に店長業務を任せ、オーナー業務に注力できるようになった安藤様が、次はどのような展開を企んでいるのか。ジパングカリーカフェ様の、次なる事業展開が楽しみです。
  • 評価制度の導入をせず組織変革を推進

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    OGS独自の自走化トレーニングを受けた結果、 あえて評価制度を導入しない組織変革を決断

    小川峰株式会社

    業種
    テキスタイル企画・アパレル企画・デザイン・製造・卸
    従業員数
    20-50名
  • もう、優秀なスタッフを離職させない

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    突きつけられた課題に正面から向き合い続けた結果、組織が自走をはじめた。

    オギハラ食品株式会社

    業種
    元祖三池ごまたかな、明太子高菜、高菜油炒め 業務用高菜製品、業務用OEM製品
    従業員数
    50-100名
  • 「個」の当事者意識を高める

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    役割と責任を与え、主体性のあるスタッフを育てるために。 事業成長を実現させる公平な評価制度づくりを実践。

    三木歯科・小児歯科

    業種
    歯科医師
    従業員数
    20名未満
  • 従業員と一緒に会社を創っていく

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    組織全体が同じベクトルへと向かっていくために、 評価や待遇に対する不安を減らす。

    森康株式会社

    業種
    建設機械部品のASS'Y、製造販売 / 各種産業機械の組付け部品、ASS'Y品の製造販売 / 工作機械の販売
    従業員数
    50-100名
  • 第2創業期の組織変革に徹底伴走

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    自走化トレーニングで組織創りと人財育成の2軸を実現し、 グッドではなく、グレートな会社を目指す。

    株式会社Red Bear

    業種
    レコードブック事業(リハビリ型デイサービス/自立支援サービス) スタジオレッド事業(シルバーフィットネス/自立継続サービス) webメディア事業(地域社会での活躍を促進/自立貢献サービス)
    従業員数
    50-100名
  • 経営の根幹となる管理職育成の基軸が完成

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    階層別でどのような教育をすれば良いのか、 明確な指標・基準が生まれたのは組織にとって大きな財産。

    イオンタウン株式会社

    業種
    ショッピングセンターの開発と運営
    従業員数
    500名以上

私たちOGSは、
「本物の組織」づくりを
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