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M.Y ANJELIQUE(マイアンジェリーク)

人事評価をスムーズに設計できた! テスト導入を経て、評価制度の重要性を確信。

M.Y ANJELIQUE代表 豊崎 様 x OGS上席コンサルタント 深石

愛知県を中心に、7店舗展開するビューティサロン「マイアンジェリーク」。代表の豊崎社長がOGSの講座を通じて得た「手応え」とは一体何だったのか。女性経営者ならではの組織づくりに対する想いをお聞きしました。

まずは、OGS導入前に抱えられていた課題について教えてください。

豊崎様:
当時は、組織として人事評価制度をまだ設計していない状態でした。制度がないので、評価基準もバラバラでしたし、評価する側からも、明確な評価基準がないので評価しづらいという声が挙がっていたんです。
評価制度は作った方がいいよと、経営者の知り合いの方にもアドバイスはいただいていたので、なんとかして評価制度を整えないと。という思いを抱えていました。

その際に、何か取り組まれていたことはありますか?

豊崎様:
評価制度について、インターネットや本で調べたりしていました。実際に本を読み進めて評価制度を作ろうとしてみたのですが、その内容を自力で実践するのはとても難しく…。そこで、人事評価制度に関する講座を本格的に探し始めました。

数ある人事評価設計の講座の中で、OGSを選んでいただいた決め手は何でしたか?

豊崎様:
まず、OGSに興味を持ったのは、公式サイトに無料ダウンロードができる人事評価のサンプルシートがあったことです。サンプルをダウンロードした時に、分かりやすいなという印象を受けました。

当時は他に2〜3社と比較検討していたのですが、OGSは良心的な価格設定やサンプルシートの分かりやすさに加えて、「1日のワークショップで人事評価の設計のノウハウを理解できる」という点が、とても魅力的でした。他社だと、どんどん次のステップの講座を受けないと、制度設計全体のノウハウを得られないんじゃないか?という不安も感じていました。

実際に評価制度ワークショップ講座を受講された感想を教えてください。

豊崎様:
講座自体、とても分かりやすかったというのが率直な感想です。講座中、実際に自社の評価制度を作りながら学べたので、ノウハウを吸収しやすかったなと思います。

深石:
そう言っていただけて嬉しいです。当日はマネージャーの方もご参加されていましたが、マネージャー様の受講後の反応などはいかがでしたか?

豊崎様:
私自身も、マネージャーが人事評価制度に対してどのような反応をするのかは気になっていたんですが、受講後にマネージャーが「こんな風に人事評価が作れたら、今後の評価がとても楽になる」という風に言ってくれたんです。評価者から挙がっていた「評価しづらい」という課題をクリアできるな、という実感がわきました。

講座内で特に印象に残っていることはありますか?

豊崎様:
もともと弊社は、「結果重視な評価ではダメかな」という風に考えていた部分がありました。その一方で、経営者として結果を重視したいという気持ちもあって。 ワークショップを受講した時に、やはり「結果は大事」だという部分が明確になり、マネージャーとも共通認識ができたことが印象的でした。

深石:
会社としては利益を追うことが必須ですし、そのためにはやはり結果にこだわらないといけないという事実を、マネージャー様と共有していただける機会になって良かったです。

豊崎様:
やはり、結果がないと利益も出せませんし、利益が出せないとスタッフたちへの報酬も上げられない。もちろん、毎日頑張っているスタッフはたくさんいるんですが、その「頑張り」をどのように評価すればいいのかという悩みがありましたので、結果の重要性に改めて気づかされたことは大きかったですね。

OGSの講座受講後、実践されたことを教えてください。

豊崎様:
まず、OGSの講座では1店舗のみの人事評価を設計した *ので、他の店舗分を私とマネージャー2名の計3名で作成しました。現場を見ているのはマネージャーたちなので、基本的にはマネージャー2名が設計をして、私はその内容をチェックをするといった体制をとっていました。マネージャーたちの協力もあり、2020年の4月から、人事評価制度のテスト導入をスムーズに進めることができています。

*人事評価制度のプランによって内容が異なる

深石:
マネージャーの皆さんが設計のノウハウをしっかり把握されているというのは、経営者の立場としてとても心強いですね。作成した評価基準については、社長様から直接全スタッフに共有されたんですか?

豊崎様:
作っていく中で、まずはテスト導入として、幹部の会議でマネージャーから店長に内容を落とし込み、そのあと店長から各スタッフに内容を共有してもらいました。その中で、やはり人事評価に対して反発するスタッフもいましたし、結果という部分に抵抗をもってしまうという意見もあがってきましたね。

深石:
そのような意見に対しては、どう対応されたんですか?

豊崎様:
意見があがった店舗に、マネージャーが直々に足を運んで説明してくれていました。もちろん、説明をしても心のどこかではまだ不満や疑問を感じているスタッフはいるかと思いますが、それでも「やってみます」とみんな言ってくれるのはとてもありがたいです。まずは本格導入をしてみたときの経過を見てみようかなと考えています。

深石:
スタッフさんへのフォローも徹底されていて素晴らしいです。OGSの講座では、経営者の方だけでなくマネージャー職の方などと一緒にご参加いただくことを勧めています。その理由は、評価制度の意図・意味を代表者以外に知ってもらうことにあります。評価者は代表者様だけでなく、むしろマネージャー職の方の業務になることが多いので、評価制度に対する共通認識を持っていただくことは非常に大切です。
評価制度のご説明をされる際は、評価制度の意図などもお話しされたんですか?

豊崎様:
そうですね。なぜ評価制度が必要なのかをまずは理解してもらうために、評価制度が必要な理由や、導入の意図などもきちんと説明し、納得感を持ってもらおうと意識しました。
また、今後新しいスタッフが増えた際に、評価がえこひいきのように感じられてしまってもいけないですし、そのためにも、明確なルールや目標があった方がお互い働きやすいよねと言ったことも伝えるようにしました。

人事評価のテスト導入を通じて得られた「手応え」はありますか?

豊崎様:
数値面での手応えとしては、物販の売上アップです。
今回、評価項目の中に、技術売上と物販売上、指名数などの「数字がメインとなるもの」を入れたんですが、一番課題だった物販の売上が、普段では2〜3%上げるのにも苦労するのに、約10%上がったんです。

深石:
物販売上の目標を明確にしたからこそ、スタッフ皆様の意識が向いたんでしょうね。そうすることで、結果にもつながったんだと思います。会社が求めている要素を評価項目に設定されたことによって、経営側とメンバー側のお互いの認識が合致しやすくなりますね。

豊崎様:
そうですね。今まで「物販の売上を上げよう!」といくら口では言っていても、なかなか数値として変化が見られなかったので、評価制度の導入によって売上にもいい影響が出て良かったです。
ただ、10月から本導入を予定しているのですが、本導入になった際は、スタッフ自身の報酬や待遇にリアルに関わってくるので、新たな課題点などは新しく出てくるかもしれません。

深石:
評価制度は一回決めてそれでずっと固定でいくものではなく、アップデートしていくものですので、逆に本導入で出てきた課題は「伸びしろ」という風に捉えていただければと思います。
人財面で、何か手応えなどはありましたか?

豊崎様:
人財面での手応えとしては、店長の責任感が増したことだと思います。
人事評価は、各店舗の店長も評価者として実施しないといけないので、そういう部分では「自分がしっかりしないと」という意識がすごく強くなったんだと思います。 あとは、以前「どういう風に指導していくべきか悩む」といった悩みが店長から挙がっていたのですが、今回、評価制度を「新人用」など、細かく分類して作成したので、スタッフ教育もしやすくなったようです。

深石:
評価制度が、教育ロードマップの役割も果たしているんですね。良かったです!

今後、組織としてどのようなビジョンを持たれていますか?

豊崎様:
この業界はどうしても作業的になってしまう業界ではあるので、そういった点では常に目標を持ち続けられるスタッフが増えていき、女性でもきちんと報酬を獲得できるような環境を整えていきたいです。
主婦だから。シングルマザーだから。といって高い報酬を諦めるのではなく、目標を明確にすることで、意欲的にしっかり仕事として楽しく働いて欲しいと思います。そしてその結果に見合った報酬を提供できるような職場環境を、この業界でつくり上げていきたいですね。

OGSの講座は、どのような人に勧められると思いますか?

豊崎様:
1つは、女性スタッフを多く抱えていらっしゃる経営者さんです。シンプルでわかりやすい評価制度が理解できるので、この学びをスタッフに落とし込む際にも、女性としては複雑ではなくわかりやすい制度設計の方が、理解しやすいのではないかと思います。
もう1つは、評価制度をまだ作っていない企業の経営者さんです。

あれもこれも、、となると、なかなか人事評価を設計するのも大変だと思います。周りには、学んだけれど実際に自社導入にまで落とし込めていないという経営者もいますので。そういった声を聞くと、評価制度の導入をスタートするには、まずOGSの講座を受講すれば、スムーズに始められるんじゃないかなと思います。

深石:
評価制度は、複雑すぎるものを作ろうとすると、途中で挫折したりしてしまうという声も多くあがっています。まずは人事評価そのものの重要性やポイントを明確にしながら、自社の評価制度を「作り切る」ためのサポートをすることが、我々の役割です。今後も組織づくりでお困りなことがあればいつでもご相談いただければと思います。

本日はありがとうございました。

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法人名・店舗名
M.Y ANJELIQUE(マイアンジェリーク)
所在地
名古屋市南区鯛取通4-4 1階
代表者
豊崎 めぐみ
事業内容
まつ毛エクステサロン・エステサロン経営
公式サイト
http://m-y-anjelique.com/

編集後記

テスト導入の段階から、数値面・人財面ともに手応えを得られていることに驚きました。これは、豊崎様とマネージャー2名が中心になって連携を取り合うことで、組織を正しい方向に導くことができている証拠だと思います。
今後、人事評価制度の本格導入を実施することで、さらなる事業成長に繋がることを期待しています。
  • 評価制度の導入をせず組織変革を推進

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    OGS独自の自走化トレーニングを受けた結果、 あえて評価制度を導入しない組織変革を決断

    小川峰株式会社

    業種
    テキスタイル企画・アパレル企画・デザイン・製造・卸
    従業員数
    20-50名
  • もう、優秀なスタッフを離職させない

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    突きつけられた課題に正面から向き合い続けた結果、組織が自走をはじめた。

    オギハラ食品株式会社

    業種
    元祖三池ごまたかな、明太子高菜、高菜油炒め 業務用高菜製品、業務用OEM製品
    従業員数
    50-100名
  • 「個」の当事者意識を高める

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    役割と責任を与え、主体性のあるスタッフを育てるために。 事業成長を実現させる公平な評価制度づくりを実践。

    三木歯科・小児歯科

    業種
    歯科医師
    従業員数
    20名未満
  • 従業員と一緒に会社を創っていく

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    組織全体が同じベクトルへと向かっていくために、 評価や待遇に対する不安を減らす。

    森康株式会社

    業種
    建設機械部品のASS'Y、製造販売 / 各種産業機械の組付け部品、ASS'Y品の製造販売 / 工作機械の販売
    従業員数
    50-100名
  • 第2創業期の組織変革に徹底伴走

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    自走化トレーニングで組織創りと人財育成の2軸を実現し、 グッドではなく、グレートな会社を目指す。

    株式会社Red Bear

    業種
    レコードブック事業(リハビリ型デイサービス/自立支援サービス) スタジオレッド事業(シルバーフィットネス/自立継続サービス) webメディア事業(地域社会での活躍を促進/自立貢献サービス)
    従業員数
    50-100名
  • 経営の根幹となる管理職育成の基軸が完成

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    階層別でどのような教育をすれば良いのか、 明確な指標・基準が生まれたのは組織にとって大きな財産。

    イオンタウン株式会社

    業種
    ショッピングセンターの開発と運営
    従業員数
    500名以上

私たちOGSは、
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