• 弁護士

弁護士法人 三ツ星

ここで働けば、どんな成長を果たせるのかーー。 一人ひとりが働きがいを感じられる組織を目指す

弁護士法人 三ツ星 廣石様 x OGS上席コンサルタント 深石

個人事業で運営することも多い弁護士業界で、約20名の従業員様を抱える弁護士法人 三ツ星様。組織化を図る目的や、人事評価を導入すると決心した理由は何なのか。士業ならではの視点で、人事評価と組織づくりの重要性をお話しいただきました。

OGSを導入する前に抱えられていた課題点は何でしたか

廣石様:
導入前の課題としては1番大きかったのは、事務員の評価についてです。
弊社には弁護士と事務員が在籍していますが、事務員に関しては、どういった業務が大変なのかや、どういった業務範囲があるのかを詳しくは理解できていませんでした。
僕自身が事務員業務を経験していないので、法律事務職が普段行っている業務の詳細については正直よく分かっていない部分があります。さらに、事務職に関しては売上や事件解決等の直接的な成果につながりづらい業務ですので、どのように評価していくべきなのか、正しい評価方法が分からず困っていました。

深石:
事務職の評価に関しては、一般企業の経営者様からもよくご相談を受けます。非営業部門である事務職や技術職の人事評価については、業界を問わず設計が難しいと感じられる部分ですね。

廣石様:
あとは、組織規模にも課題を感じる要因があります。
現在は20名近くの従業員が所属していますが、10名を超えてきたあたりの頃から、事務員との関係性がどんどん薄れてきたんです。法人を立ち上げた時は、たった数名の組織でメンバー同士の距離も近かったため、コミュニケーションを取りやすかったです。ですが、今だと1週間まったくコミュニケーションを取れていない事務員もいたりして。
もう少し組織規模が大きくなることを想定したときに、このままではいけないという危機感を感じるようになりました。

実際に現場から不満の声などは上がってきましたか?

廣石様:
実は、個別面談を行っている際、「自分が今後どういう方向に向かっていったらいいのか分からない」、「ここで仕事を頑張ることで、どういう人間になれるか知りたい」といったキャリアに関する悩みを相談されたことがあったんです。
そういった声が上がるようになってきたときに、ハッとさせられました。そして各メンバーに納得感を持たせられる人事評価制度の必要性を考えるようになりました。

OGSの人事評価制度を導入する前に取り組まれていたことはありますか?

廣石様:
僕ともう1人の弁護士は中小企業診断士の資格を持っているので、まずは自分たちで評価制度も作ってみようと動いてみました。ただ、日常業務に追われて、自社の制度設計についてはついつい後回しになりがちでした。
言い訳にはなってしまうんですが、弁護士はトラブルを扱う仕事ですので、急な対応が入ってくることは日常茶飯事です。そのなかで人事評価制度を設計していくことは非常に難しく、対応できなかったんです。
このままだと、いくら一定の知識があったとしても質の高い人事評価を設計することはできないと思うようになりました。

OGSを知っていただいたきっかけと、導入の決め手を教えてください。

廣石様:
問い合わせ自体はFacebookの広告からご連絡させていただきました。ですが、もともとエックスラボの藤社長と親交があったので、「藤社長の会社が運営するコンサルなら」という信頼はありました。
ただ、単に親交があるからという理由だけで導入を決めたわけではありません。導入の決め手は、OGSが掲げている価値観について深く共感したということは大きいです。

OGSでは、物事には必ず「光と影」があるということを提唱されていますが、組織づくりにおいてもまさにその通りだと思っています。
従業員の評価に関しては、単に結果だけで評価するのも違いますし、単にみんなが仲良く業務ができていればそれでいいというわけでもありません。

どちらにもメリット・デメリットがあり、それをきちんと把握したうえで両方の要素をうまく融合させて組織づくりをしていく必要があるというOGSの考え方は印象的でした。

ワークショップをご受講いただいた感想を教えてください。

廣石様:
当日は、吉岡という新任役員の弁護士と一緒に参加しました。ワークショップの内容がとても良かったから、その後のコンサルもお願いしようと思いました。何が良かったかというと、なかなか制度設計が進められていなかった中で、ワークショップに参加することで、人事評価制度の全体像を把握できるようになったということです。

前半は座学で、後半はワークショップになっていたと思うんですが、座学でまず「なぜ人事評価制度を入れる必要があるのか」といった概念の部分をきちんとご説明いただいた上で、ワークに入れたのはとても良かったです。

深石:
廣石様も吉岡様も、中小企業診断士の資格を持たれていたこともあり、ワークショップ全体を通して非常にキャッチアップが早かった印象があります。また、人事評価に対する課題についても本質的な部分まで深掘りしてくださっていたように思います。

廣石様:
専門知識があったので、理解しやすかった部分は確かにあるかと思います。
ですが、まず「具体的に悩んでいること」を明確にして参加させていただいたことが良かったと思います。なんとなく人事評価を取り入れたいと思うのではなく、組織のどこをどう改善したいのかを明確にすることによって、得たい情報に対する理解がより深まったのかもしれません。

深石:
おっしゃるとおり、課題と真剣に向き合っていただくことは非常に大切です。御社ではその課題を明確にしていただいていたからこそ、当日の理解度をより深めていただけたんじゃないかと思いますし、こちらとしても嬉しく思います。

ワークショップ受講からコンサルティング開始までの経緯を教えてください。

廣石様:
ワークショップを受講して、人事評価制度についての全体像が理解できましたので、まずはその内容をもとに自分たちで設計完了させてみようと動いてみました。しかし、またしてもその作業に時間を割くことができなかったんです。

深石:
ワークショップの中では、一旦全体像を把握いただけるような内容にしていますので、そこでの内容をご理解いただいた上で一度ご自身で実践いただいたことはとても良いことだと思います。ただおっしゃるとおり、その時間を作り出して、全て自力で行うことはとても大変ですよね。

廣石様:
そうなんです。そこで、コンサルティングを受ける価値について今一度考え直してみたんです。
僕自身も職種上、コンサルのような立場になって仕事をすることが多いのですが、お客さんから「スケジュール管理してもらえたことも助かった」という声をいただいたことを思い出しました。組織外の人にサポートしてもらうことは、実はとても価値のあることなんだと、自分がコンサルを受ける立場になったときに改めて気づくことができました。だからこそ、人事評価の部分に関しては僕らもサポートしてもらおうと、コンサルを依頼することを決断しました。

あとは、社内だけで取り組んでいると、いつまでたっても堂々巡りになってしまいます。そこに社外の方のサポートが入ると、新しい視点で「そこはこういうことじゃないですか?」というふうにアドバイスいただけることも魅力だと思いましたね。

深石:
ありがとうございます!
僕自身も、クライアント様への対応を優先することが多くて自社の業務が後回しになってしまうことがありますので、お気持ちよく分かります。スケジュール管理はもちろんのこと、第三者視点だからできるアドバイスもどんどんお伝えしていければと思います。

実際にコンサルティングが始まって、課題は解決されましたか?

廣石様:
現在は評価項目の設計が完了して、4月から本格導入予定です。
課題として挙げていた事務職の評価に関しては、長期的視点で見極めていく必要はありますが、現段階では評価項目や評価基準の設定や給与テーブル、役職の見直しと要件定義の設計方法など、人事評価に関わる設計部分を最適化することができたので、とても良かったと思っています。

あとは、OGSの方針なのかもしれませんが、深石さんのコンサルスタイルは、OGSのノウハウや価値観を無理やり押し付ける感じがなく、弊社の課題や状況も踏まえた上で、しっかりとメリット・デメリットを伝えて伴走してくださるので、それがとてもありがたいなと感じました。

また、期限を切っていただいてきちんとスケジュール管理をしていただいていたのですが、無理やり首に縄を括って引っ張るといったようなコンサルの仕方ではなく、ストレスなく寄り添っていただきながらコンサルを進めてくださっていたので、本当に助かりました。

深石:
そういっていただけて嬉しいです!組織づくりにおいて、単に指示ばかり出してもいけないですし、現場の意見ばかり聞くのもよくないというのはOGSの根本的な考え方ですし、何事においても、一長一短、光と影、表と裏などの2面性が必ずあることを念頭に置きながらコンサルをしていますので、それも体現できていて良かったです。

弁護士法人三ツ星様の今後のビジョンを教えてください。

廣石様:
今後は事務職も、縦の役割分担(階層)を整備していかなければならないと思っています。
経験の長い事務員だと、ハイスキルなことができる人もいます。そういったメンバーに対して、今後はその人たちだからできるハイスキルな業務に取り組んでいただけるようにしたいと思っています。

また、ハイスキルじゃなくても真面目にコツコツ取り組める方には、その方に合う業務を担当してもらえるように各メンバーが活躍できる環境を整備していきたいです。

一方で、弁護士に関しては縦(階層)よりも横の幅を広げていきたいと思っています。各弁護士が取り組みたいと思っている分野にも挑戦できるような法人にしていきたいです。もちろん組織として共通したミッションやビジョンはありますが、その軸を元にしながら、それぞれがやりたいことに対してもサポートしたいですね。

深石:
OGSではトップダウンとボトムアップを循環させる「循環型経営」を提唱していますが、御社もそれと近い価値観をお持ちなのがとても嬉しいです。

OGSの講座は、どのような人に勧められると思いますか?

廣石様:
売上はある程度安定してきていて、これからさらに事業を拡大していきたい企業や、従業員もすでに20名を超えてきているような企業は、人事評価制度を整えていく必要があると思っています。

OGSでも提唱されていますが、やはり組織は人財が一番大切だと僕も思います。経営者の方には、経営=売上ではないということを念頭に置き、組織づくりに力を入れていくことをお勧めします。
人財が大切な理由や人事評価の必要性から丁寧に教えてくれるのが、OGSのコンサルだと思います。

深石:
組織において一番大切な内部資源は人財です。御社の組織づくりも引き続きサポートしてきますので、これからも一緒によりよい組織をつくっていければと思います!

img
法人名・店舗名
弁護士法人 三ツ星
所在地
大阪市中央区道修町3丁目2番6号ウエムラビル5階
代表者
廣石 佑志
事業内容
各種法務
公式サイト
https://www.mitsuboshi-law.jp/

編集後記

「各メンバーがやりたいことをサポートしていく組織にするためにも、人事評価が必要だと感じた」という廣石様の組織づくりに対する熱い想いがとても印象的でした。従業員の皆様が、それぞれの働きがいを追求できるような組織づくりを、今後もサポートできることを楽しみにしています。
  • 評価制度の導入をせず組織変革を推進

    img

    OGS独自の自走化トレーニングを受けた結果、 あえて評価制度を導入しない組織変革を決断

    小川峰株式会社

    業種
    テキスタイル企画・アパレル企画・デザイン・製造・卸
    従業員数
    20-50名
  • もう、優秀なスタッフを離職させない

    img

    突きつけられた課題に正面から向き合い続けた結果、組織が自走をはじめた。

    オギハラ食品株式会社

    業種
    元祖三池ごまたかな、明太子高菜、高菜油炒め 業務用高菜製品、業務用OEM製品
    従業員数
    50-100名
  • 「個」の当事者意識を高める

    img

    役割と責任を与え、主体性のあるスタッフを育てるために。 事業成長を実現させる公平な評価制度づくりを実践。

    三木歯科・小児歯科

    業種
    歯科医師
    従業員数
    20名未満
  • 従業員と一緒に会社を創っていく

    img

    組織全体が同じベクトルへと向かっていくために、 評価や待遇に対する不安を減らす。

    森康株式会社

    業種
    建設機械部品のASS'Y、製造販売 / 各種産業機械の組付け部品、ASS'Y品の製造販売 / 工作機械の販売
    従業員数
    50-100名
  • 第2創業期の組織変革に徹底伴走

    img

    自走化トレーニングで組織創りと人財育成の2軸を実現し、 グッドではなく、グレートな会社を目指す。

    株式会社Red Bear

    業種
    レコードブック事業(リハビリ型デイサービス/自立支援サービス) スタジオレッド事業(シルバーフィットネス/自立継続サービス) webメディア事業(地域社会での活躍を促進/自立貢献サービス)
    従業員数
    50-100名
  • 経営の根幹となる管理職育成の基軸が完成

    img

    階層別でどのような教育をすれば良いのか、 明確な指標・基準が生まれたのは組織にとって大きな財産。

    イオンタウン株式会社

    業種
    ショッピングセンターの開発と運営
    従業員数
    500名以上

私たちOGSは、
「本物の組織」づくりを
全力で支援いたします。

無料相談はこちら

組織強化のお役立ち資料を
無料でダウンロード!